亀沢屋の「酢まんじゅう」は秩父地方の農民の人が作った昔からの作り方で手作りしています。炭酸まんじゅうや酒まんじゅうとは違い、米麹から酢を作ります。米の発酵段階で膨らませる力が出る時があります。その一瞬のタイミングを逃さずまんじゅうを作ります。

最終的には料理に使う酢になりますが、途中段階の酢はほとんど酸っぱくなく食べられます。秩父地方の農民ではあんこはこしあんを使わず、ほとんどつぶあんを使いました。昔懐かしい秩父の農家の人が作った味を再現しました

この菓子は、秩父地方で、昔から農家の人が手作りしていた素朴なお菓子です。
手間がかかり、仕上がりが安定しないので、他店ではこの伝統的な製法の酢まんじゅうは製造してないと思います。

製法は、米麹と炊いた米と水を容器に入れ、発酵させて酢を作り、小麦粉と合わせまとめ、また発酵させ、できた生地をこね、あんを包み、ホイロで蒸して完成です。

この酢の仕上がり次第で製品の良し悪しが決まるので、この工程は今でも弊社社長の経験と勘に頼っています。